階計算詳細

階計算詳細

階避難安全検証を行う階にいる在館者が、その階から安全に避難できることを検証します。
まず階にいるすべての在館者が階の出口(直通階段の扉・地上に通じる出口)への避難が完了する時間を求めます。
次に階のすべての火災室での火災を想定して、階の出口(直通階段の扉・地上に通じる出口)を有する室において、火災により発生する煙・ガスが避難が不可能になる高さ(床から1.8m)まで降下するのに要する時間を求めます。
すべての火災室からの煙の降下時間を求めて、階の避難終了時間が煙の降下時間を超えないことを確認します。

(1)階避難安全検証全体の流れ

階避難検証の流れ

(2)計算の手順

当該階の各室等(Afloor)の抽出

階の避難開始時間の根拠となる当該階の各室等の床面積の合計(Afloor)を求めます。
Afloorは、日常的に在館者が利用する廊下・ELVホール・便所・洗面室・湯沸室は含まれ、機械室・各シャフト類・階段部分は含みません。

階の避難開始時間の算定

上記で求めたAfloorを元に下記の式を用いて算定します。

上記式で、就寝利用される用途の場合は5分、それ以外の用途では3分を加算したものとしています。

直通階段までの歩行時間の算定

計算を行う階の各室等の部分から階の出口(直通階段の扉・地上に通じる出口)までの距離を階の用途によって定められる歩行速度で割った時間で算定します。

ただし、階避難が行われている段階では、火災室の出口の1つは使えないことを考慮し、階の出口(直通階段の扉・地上に通じる出口)のうち最大幅のもの1つは無いものとします。

直通階段への出口の通過時間の算定

階に存する在館者があらかじめ階の出口の前に滞留している状態から、階の出口を通過するのに要する時間を算定します。

上記式右辺の分子は計算を行う階及びその階を通らなければ避難できない在館者数を表し、分母は出口ごとの有効流動係数と出口幅を掛け合わせた合計で、時間あたりの通過性能を表しています。

避難終了時間の算定

避難開始時間・歩行時間・扉通過時間を合計し、計算を行う階の避難終了時間とします。

煙降下時間の算定

火災室において発生した煙又はガスが階の出口(直通階段の扉・地上に通じる出口)を有する室において避難上支障のある高さ(h=1.8m)に達するまでの時間を算定します。

階避難安全性能の検証

避難終了時間が煙降下時間を超えないことを確かめます。

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